福岡県中南部、福岡市内から約40km、久留米市から約20kmの場所に位置する朝倉市。人口は約5万6000人。筑後川を中心に平野が広がる中、温泉が湧き、フルーツの栽培が盛んであるなど、自然の恵みに溢れています。甘木鉄道甘木駅、西鉄甘木駅と2つの駅があり、福岡市内からは車でも約40分と好アクセスなため、最近では都会からの移住者も多く、福岡や久留米への通勤者も在住しています。また市内中心部にはイオンなどのショッピングセンターや大型スーパー、ドラッグストアやユニクロ等が点在し、生活するにも利便性の高い環境です。
朝倉市は、甘木市と朝倉郡朝倉町・杷木町が合併して2006年に誕生しました。市内の北部〜東部には、古処山(こしょさん)をはじめとする600〜900m級の山々が連なり、南部には雄大な筑後川が流れます。都心から車でわずか40分という距離でありながら、のどかな田園が広がり、名湯が湧き、城下町がある、という自然と歴史に恵まれているのが特徴です。特に有名なのが、城下町・秋月。江戸時代には黒田藩の分家・5万石の城下町として栄え、石垣や山門が当時の面影を今に残しています。また、江戸時代から回り続けている「三連水車」も朝倉を代表する観光スポットで、国の史跡に指定されています。他に美肌湯と名高い原鶴温泉も外せません。
「九州の小京都」と称される、風情ある秋月城趾。黒田官兵衛の孫・黒田長興が築いた城で、現在も石垣や城門、水堀の一部が残っている。桜と紅葉シーズンが美しい。
江戸時代から堀川の水を運び続ける現役の水車。田園風景の中に三連の水車が回る様子は、昔ながらの日本の原風景。国の史跡に指定されている。
筑後川と放水路に囲まれた中州に広がる温泉街。15軒の旅館とホテルが点在する。湯はアルカリ性の単純温泉、硫黄泉が湧き、温泉独特のトロトロっとした浴感は別名「美人の湯」と言われている。
福岡市、久留米市は九州でも有数の進学校が揃っており、教育の面でも安心できる環境です。一方で、市街地を少し離れるだけでも豊かな自然が広がり、海や山でのレジャーが気軽に楽しめるため、小さなお子様を持つ方にもおすすめです。本州に比べて物価も安く、特に住宅費の負担が少ないため、教育やレジャー等々に十分に投資できるのも魅力です。